診療放射線技師国家試験の勉強法。たくさんの人に話を聞いて私が出した結論。(過去問以外)
こんばんは。ばっちです。
国家試験が終わり、仕事に向けて準備している人、自己採点がギリギリで生きた心地がしない人、合格ラインに届かずに来年に向けて準備をしている人、いろいろいると思います。
そして、この記事を見て下さった方の中には、養成学校の学生さんも多いと思います。
この記事を見たということは、「国家試験の勉強法が分からない」人ですよね。
私も国家試験の勉強をしているときはそうでした。
そして、受けた国試では1点足りずに不合格でした。
その後、いろんな人からアドバイスをもらい、勉強法について学び、国家試験に合格しました。
国試に落ちた人間がいろいろアドバイスをもらってあつめたノウハウと、その勉強法を紹介したいと思います。
放射線技師が飽和状態と言われるこの時代に、私のような失敗をする人が一人でもいなくなるように、無事に診療放射線技師として活躍してもらうために書いていこうと思います。
ちなみに、夏までは病院実習等もあるでしょうし、勉強期間半年で内容を考えています。(9月スタート)
これで基本的には合格まではいけると思っています。1年あればある程度余裕ありますね。
なお、過去問についてはまた別記事で紹介しています。よかったらどうぞ。
勉強の取り組み方
- 参考書をとりあえず一通り読み(この時点で覚えなくていい)、漠然と理解する
- パソコンなどのデータで要点をまとめ、手書きノートで知識をつなげる
- 1週間、1日でのスケジュールを作る
- 友達に教える、教えてもらう、twitterを利用する
それでは、一つずつ紹介していこうと思います。
参考書をとりあえず一通り読み、漠然と理解する
まずは参考書を一通り読みましょう。しっかり覚えようとしなくても大丈夫です。
授業でやってきている内容なので、ここは「こんなのあったなぁ」程度でざっくり復習するくらいで大丈夫です。
勉強を始めると、どうしても1からまとめようとしてしまいますが、これだと最後まで持ちませんし、時間がかかりすぎてしまいます。
やるなら、1日の終わりに「これは残しておきたい」と思ったところをピックアップしてやっていってもいいと思います。以前授業でやって分かってなかった部分等が参考書で分かった時などにおすすめです。
ちなみに、ここで参考書にマーカーや線を引いたりするのは止めましょう。
マーカー引いても覚えませんし、そのあとの勉強に支障が出ます。
ちなみに私は最初に読んだときに理解度100%じゃないページに付箋を貼りました。(たしか最初はほぼ全部のページに付箋が貼られました)
理解度半分以下は赤、6~7割は黄色、8~9割は青と色分けをして、どんどん付箋の色を変えたり外していくことで達成感を味わっていました。
まずは国家試験を解いてみようという人も多いですが、ひとまずこれをやってから過去問を1年分解いてみるといいと思います。おそらくそれでもあまり点数は取れないと思いますが。
参考書はどれを選ぶか
ちなみに、参考書はどれを選ぶか、という疑問も多いと思います。
診療放射線技師国家試験の参考書は何点かしかありませんが…
私のおすすめは断然これ!
「診療放射線技師国家試験 完全対策問題集: 精選問題・出題年別」
必要な情報がしっかりまとめてあるし、読みやすい。参考書としては一番使いやすいです。
精選問題を解くというより、その下の解説や内容をしっかり理解することが重要です。
パソコンなどのデータで要点をまとめ、手書きノートで知識をつなげる
ひとまず一通りざっくり復習がてら参考書を読んだら、自分の苦手な分野だったりの要点ノートを作っていきます。ここで過去問解きながら作っていくのもいいのかなと思います。
その際におすすめなのは、要点をまとめるのはパソコンなどでデータとして残すことです。
手書きでまとめるのもいいと思いますが、国試の範囲は広いのでどうしても時間と労力に対して手書きのメリットが小さくなります。
パソコンだと文章を書くのも手書きよりは早くなるでしょうし、ネットからコピペしたり画像や図を貼ったりもすぐできます。そしてスマホでデータを持ち運びできるのも大きなメリットです。
ただ、手書きの良さとして、書いていきながら物事をまとめやすいということがあります。
なので、その勉強して得た知識を放射状に広げていくメモリーツリーなどでまとめていくといいと思います。
これは「基礎医学大要」の勉強には非常におすすめです。
1週間、1日でのスケジュールを作る
これは、私が国試浪人中にやったスケジュール管理の方法です。
詳しくはこちらを!
この記事に詳しくは書いていますが、大まかに言うと、
- 毎週木曜日に模試や国試を解く
- 金曜、土曜に試験の復習ややり直し、日曜~火曜にしっかり勉強して水曜に復習→試験
- 国試の時間に合わせて、9~12時と13~16時は勉強をする
夜にその日の復習問題を作り、翌朝にそれを解く
といったことです。
人間は記憶したことも忘れる生き物です。
それを忘れにくくするためには、何度も復習をして「この知識は必要だよ」と認識させることが大事です。
記憶を定着させるためには以下のようにする必要があります。
学習したあと24時間以内に10分間の復習をすると、記憶率は100%に戻る
次回の復習は1週間以内に5分行えば記憶がよみがえる
次は1か月以内に2~4分復習すればまた記憶は復活する
(エビングハウスの忘却曲線より)
なので、何度も復習しながら記憶を定着させていく必要があります。
友達に教える、教えてもらう、twitterを利用する
国試の勉強をする際、非常に大きな味方が存在します。
それが、同じ学校の友達です。
友達と問題を出し合ったり、教え合ったりすることで、記憶しやすくなります。
「こうやって○○と話したときに」というエピソードが加わると、頭に残りやすいのです。
そうやってお互いに勉強し合うことで、リフレッシュにはなるでしょう。
ただ、お互いの勉強の邪魔はしないこと。お昼休みとか、帰り道とか、そういうときがおすすめです。
あと一つはtwitterです。
ブログでもいいと思いますが、設定することと文章を書く時間を考えると難しいものがあります。
その点、twitterは簡単に別アカウントも作れますし、文字数制限があるなかでまとめるには相当の理解度が必要となります。
あとは、これは全国の受験生とも繋がるチャンスです。
最後に
私が国試に落ちたときの勉強は、とにかく過去問を解いてある程度復習するという流れの繰り返しでした。ただ闇雲に過去問ばかりやっていました。
それでも合格する人は合格すると思いますが、私の場合は1点足りませんでした。
なので、過去問を解く以外で意識してほしいことを紹介していきました。
また機会があれば、さらに参考になる勉強法もこれからアップしていこうと思います。
また、国試に合格した時はこの記事を参考にしてください。